ハロウィン2018①

夢幻界ペガズ国ネイレス丘

 

 

「今日もリストさんが依頼人なんだね。一体どんな仕事だろう?」

 

 

「さあ…そういえば、今日は詳しい内容どころか大まかな内容も聞いてないっすよねぇ…」

 

 

「あぁ…でも結構あるんだよなぁ…いいから来いっての………」

 

 

「ついたら聞こうよ!動物のお世話のお手伝いとかだといいなぁ〜!ボク、ノックするね〜!」

 

_____コンコン(ノックの音)

 

                     

「今出る、待ってろ。」

 

 

 

 

「ん……?どうした?」

 

どうした?じゃないっすよ!こっちが聞きたいっすよ‼

   なんでそんな血まみれなんすか⁉大丈夫なんすか⁉」

「ん?あぁこれはあれだ。

ほら…なんだ、月末に祭りがあるんだろう?

自ら死体になって歩き回り、かぼちゃに菓子を詰め込む祭り…

…なんていったっけな…」

 

 

「もしかしてハロウィンのこと…?」

 

「別に死体に限らなくていいんすよ……って何で死体………?

   もしかしてゾンビのことっすか…?」

 

 

「誰がどう伝えてこうなったのか、それともこの人がひん曲げて理解したのか…」

 

 

「とりあえずその祭りに向けて作ったものを試しに着ていたところだ。」

 

「わああ、こんにちは!心さんたち着てくれたんだぁ!

   見てみて僕も死体だよぉ〜」

 

 

「せめてゾンビって言おう…?」

 

 

「それより、そこの倒れてる蝙蝠は大丈夫なのか」

 

 

「あぁ…大丈夫っすよ、ちょっと血にびっくりしただけっすから。」

 

 

「…すまない。少し取り乱してしまったようだ。」

 

「まあ、いいが……で、今日はなんの用で来たんだ?

   何か調べてほしいものでもあるのか?」

 

 

「……………え。」

 

 

「えぇ!?リストさんが今日呼んだんじゃないの!?」

 

「ああ、今日はリストさんの方から電話があったはずだ…。

 用件は後で言うからとりあえず来いと………。」

 

 

「なんだと…?今日は電話に触れてないぞ。」

 

 

「うん。礼音さんたちを呼ぶなら、リストさんは来る前に教えてくれるし………」

 

 

「………………」

 

 

「………………」

 

 

「えぇえええ!?」

 

 「…原因が気になるな。……………よし、調べるぞ。

とりあえずそこの蝙蝠と羽娘、手伝え。

あとの三人は…シャオメィルと待ってろ。必要になれば呼ぶ。」

 

 

「了解・・・・・・。」

シャオメィルの部屋

「なんだか不気味というか気持ち悪いというか…」

 

 

「ホントっすよ、誰かのイタズラ?にしても目的が全く不明だし……」

 

 

「シャオメィルはなにか心当たりある?」

 

 

「…………………」

 

 

「…シャオメィル?」

 

 

「………はっ…!えと………ごめんなさい、考え事…してたぁ……………」

 

 

「あっそうだ、お茶とお菓子、持ってくるねぇ」

 

 

「…ねえ、さっきのシャオメィル」

 

 

「……何回か窓の外の方を見てましたね。」

 

 

「…しかも怖がっているみたいだった」

 

 

「外に何かあるんすかねぇ………?」

 

 

フツーーーに、空と草と木と湖って感じっすね」

 

 

「うん、いつも通り。」

 

 「お茶持ってき…ぇああ!?!?

 な、何してるの椿さん!?」

 

「シャオメィル、何か俺達に隠していること……

   …いや、最近何か嫌なことあったりしなかったかい?」

 

「い、嫌なこと………?

  えと、僕もよくわからないんだけど…えと………その………」

 

 

「ゆっくりでいいっすから大丈夫っすよ、なんでもいいから言ってくれっす」

 

「えと…昨日……お外で遊んでたら変わった人…?が

  いて…………頭がゴツゴツしてて…光ってる……」

 

 

「そのときは僕に気づいてないだろうと思ったんだけど…

 夜、窓の向こうにおんなじ人がいて…僕……僕怖くて………」

 

 

「ぎゃああ!!何それ怖い怖い!!」

 

 

「心さんくっつかないでください。お泊り会の怖い話タイムじゃないんですよ」

 

 

「その怪物みたいな人が本当にいると考えるだけでも怖いよ……!!

 …………えっ本当に見たんだよね………???」

 

 

「う、嘘じゃないよぉ…………」

「シャオメィルは嘘ついたりしないっすよ。
   嘘だったとしてもシャオメィルにはそう見えたってことだろうし…」

 

 

「流石にこんな怖い思いして過ごしたくないよね…………

 

「リストさん達が謎の電話の原因調べている間、

 俺達がそいつを見つけてどうにかするのはどうっすか?」

 

 

「えぇえ!?おおお俺達がや、やるの!?」

 

「完全にビビってますねこの犬。

 きっとへんな格好した変質者か何かでしょう。」

 

「なるほど、シャオメィルをつけていると思えば放っては置けないっすね…

 よし、俺達が解決してやるっすよ!」

 

 

「え………い、いいのぉ…?

 

「当たり前じゃないっすか!

 そうなればリストさんに相談して早速探しに行くっすよ!」

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